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自動販売機大国・日本

2022年7月19日

昔から自動販売機が嫌いだ。(個人の感想です) 

よほどの事がないと自動販売機で飲料水を買うことはない。

自動販売機のある風景が嫌いだし、どこの誰かも分からない物体から口に入る物を買うことにも抵抗がある。(個人の感想です)


最近ではコロナの影響か、トンでもないものが自動販売機で売っている。事務所のある産業支援センターにも冷凍ラーメンだったり、冷凍明太子の自動販売機が設置された。誰が買うんかいな、と思うが、従来にない商材を自動販売機で販売するビジネスは好調らしい。


コンビニがこれだけ日本を縦横無尽に網羅しているのに、自動販売機って必要なのかな、と思う。機械に任せられるものは任せて、人間にしか出来ないものをやる、っていうけど、それが本当に正しい道なのだろうか。


海外に行くと分かるが、自動販売機が屋外に設置されていることは稀有だ。自動販売機ごと盗まれてしまう、というのが主たる理由だと思うが、ニューヨークでは街のブロックごとにKIOSK(屋台の売店)があり、「昨日はヤンキース勝ったね」などと店の人と言葉を交わしながら新聞を買っていく風景が好きだった。


街の雰囲気ってそうやって人との繋がりで作り上げられていくのだと思う。喉が渇いた時に、近くに自販機があれば便利だろう。外国人観光客も日本の自販機の多様性に感嘆する。でも自分は自販機で缶コーヒーを買うのはカッコ悪いと思う。(個人の感想です) 

自動販売機で何かを買うという行為は、何かに負けた気がするのだ。(個人の感想です)


自動販売機でドリンクを買い、Amazonでポチっとする。便利さと引き換えに、日々のありきたりな会話ってモノを失っているのではないか。日本では駅のKIOSKでもコンビニでも会話なんて滅多にしないけど、そういう会話に満たされる風景が平和なんだと思う。


自動販売機やAmazonで人間は幸福になれるのだろうか、って思いながら、家に帰ればAmazonからの荷物を受け取る。人間勝手なものだ。(私個人の問題です)

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