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2025年1月5日
先日墓参りのお供えの花を購入する際に気になることがありました。レジの女性がポリエチレンって言うのでしょうか、使い捨ての手袋を着用して茎を揃えてくれて、簡単に包んでくれたのです。生花ってあたりまえですが、濡れているじゃないですか。冬場で水が冷たいですから、手袋するのはいいのです。でもその人は終始手袋しているから、渡された花の包みも濡れている、お釣りもその手袋で渡すものだから、硬貨も濡れているのですね。すると素手のこちらの手も濡れるし財布に濡れた硬貨を入れなきゃならないわけです。少し戸惑いつつ店を後にしたのですが、これってどうなのでしょうか。仮に向こうが素手でも同じことが起きるのかも知れないですが、手袋していると自分の手が濡れているとかあまり気にしないのではないでしょうか。でも花屋の場合、これはさしたる問題ではないです。
飲食店となると非常に問題です。実際に飲食店でゴム手袋をしている方ってコロナ以降でしょうか、すごく多い気がします。素手は不衛生で、ゴム手袋は衛生的、と錯覚している店(人)も多いのではないでしょうか。例えばラーメン屋のカウンターで見ていると、おぞましい場面に出くわします。手袋しているので自分の手が汚れていることに気が付かないのでしょうか、料理を作るときも手袋したまま食材を取ってフライパンに投入、出来た料理を運ぶ時もその手袋したまま、会計もその手袋で、そして鼻を触る、頭を掻く、ふきんでテーブルを拭く時も、その手袋をしたままです。その間手袋を取ることも洗うことも取り換えることもありません。まるで自分の皮膚になったかのようです。あわよくばラーメンのスープに指が触れていても「手袋しているから大丈夫」と言わんばかりです。飲食店でのゴム手袋は作業都度で取り換えるのが当たり前だと思うのですが、どうやら違うようです。自分の手が汚れないため、になっていないでしょうか。
ところが、調べると厚生労働省が定めるガイドライン「大量調理施設衛生マニュアル」では手袋の着用を推奨しているのですね。給食センターや弁当屋さんではむしろ「手袋の着用」を義務ではないにしても、手袋着用の必要性を説いているのです。しかしただ「手袋をせよ」と謳っているわけではありません。
「大量調理施設衛生マニュアル」引用 ~
調理従事者等(食品の盛付け・配膳等、食品に接触する可能性のある者及び臨時職員を含む。以下同じ。)は、次に定める場合には、必ず流水・石けんによる手洗いによりしっかりと 2 回(その他の時には丁寧に1回)手指の洗浄及び消毒を行うこと。なお、使い捨て手袋を使用する場合にも、原則として次に定める場合に交換を行うこと。
① 作業開始前及び用便後
② 汚染作業区域から非汚染作業区域に移動する場合
③ 食品に直接触れる作業にあたる直前
④ 生の食肉類、魚介類、卵殻等微生物の汚染源となるおそれのある食品等に触れた後、他の食品や器具等に触れる場合
⑤ 配膳の前
~引用終わり
また交換についても指導されています。
「大量調理施設衛生マニュアル」引用 ~
・作業開始前及び用便後
・汚染作業区域から非汚染作業区域に移動する場合
・食品に直接触れる作業にあたる直前
・生の食肉類、魚介類、卵殻等微生物の汚染源となるおそれのある食品等に触れた後、他の食品や器具等に触れる場合
・配膳の前
~引用終わり
ずいぶん大まかな気がします。この辺の解釈がすっとんでしまっている飲食店も多い気がします。確かに菌が繁殖しやすい皮膚よりもゴム手袋の方が安全ではあるでしょう。しかしそれは正しい着用の仕方を維持すればこそです。素手だって衛生管理を徹底すればいいだけの話です。銀座の寿司屋がゴム手袋をしていたら唖然とするでしょう。
ゴム手袋するなら作業都度交換するべきです。それが環境問題とかで勿体ないとか言うのなら、最初から素手で飲食店の基本である「手洗い」をこまめにするべきではないでしょうか。
昔の小話でこんなのがありました。これと同じような店がないことを祈ります。
客「おいおい婆さん、指がスープに浸かってるじゃねえか!」
婆さん「なあに大丈夫よ、ほらっ絆創膏つけてるじゃないの」