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2025年5月29日
梅雨になるとたまに道端で見かける紫陽花に懐かしい記憶が蘇ってくる。
自分が幼少期を過ごした場所には紫陽花が多く、幼いながらも梅雨になるとその淡い色の花に憂鬱な気分が癒された。葉にはカタツムリが嬉しそうに這いまわり、もうすぐ夏が来るという期待感と、どこかもんやりとした静けさが共存するその季節が好きだった。
この季節、家に帰ると玄関には母が近所で採った紫陽花が活けてあった。「勝手に採っていいの?」と心配する自分に、「また生えてくるからいいのよ」と気にも留めないことに「そうかなあ」と釈然としないながらも、毎年飾られる紫陽花が楽しみでもあった。
今はいない紫陽花が好きだった母を思い出すので、切ない季節だけれども、大切な思い出の季節でもある。
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