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最近のテレビ

2023年1月12日

本当につまらないな、と思う。

メディアの選択肢がなかった昭和には、テレビは手軽で楽しい娯楽だった。自分も好きな番組がいくつもあり、学校や会社の話題はテレビ中心だった。歳をとった、ということもあるのだろうが、最近のテレビは見ていて穏やかな気持ちではいられないことが多い。


どの番組にもY本やジャNーズが顔を出し、門外漢でもイッパシのことを言ってのける。テレビを生業としない人のことを「一般人」と呼び、自らを特別だと宣う。昭和ならそれも分かる。しかし時代は確実に変わり、国民の娯楽もテレビ一択ではなくなり、多種多様になっている。しかしテレビは内容も相変わらずの昭和のままだ。会社員なら定年の「大御所」達が相も変わらず自分を面白いと勘違いして、若手をいじり、「一般人」をネタにする。


YouTubeの映像を悪びれもなく再生し、他局の番組を番宣のごとく話題にする。グルメ系のシーンでは口に入れる瞬間を共演者と被らないようにする。誰が口に入る瞬間を見たいのだろう。10人いたら10人同時に食べろや、って思う。進歩の欠片も感じられない。昭和どころか退化しているように思う。


新局の参入を許さない規制が競争を阻み、切磋琢磨して常に進歩している様々な産業の足元にも及ばない経営の堕落ぶりだ。かと言ってYouTuberの生み出す映像が面白いわけでもない。やはり自分が体験することに勝る娯楽はないと思う。facebookやInstagramで「一般人」が自分の生活の一部を公開するのもその表れだろう。


数少ない「見られる」番組を上げるとすれば、「ブラタモリ」、「家族に乾杯」、「朝の連続テレビ小説」、「大河ドラマ」くらいだろうか。(個人の感想です)

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