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2024年12月22日
コロナ渦に生まれたLogistida Japanも12月4日で丸4年となり、すでに5年目を迎えています。このブログをご覧になっている方がどのくらいいるのか分かりませんが、取引先、従業員など無数の人間関係によって支えられてきたことに疑いはありません。関係者の皆様にはこの場を借りて、心よりお礼を申し上げます。
2024年は自然災害に苛まれた年でした。水害が少ない沖縄でも、今年は北部に大きな被害が発生しました。まだその被害が続いており、自然災害から人災に様相を変えています。人災と言えば能登を忘れてはいません。まだ数千戸の仮設住宅で不便を強いられている人々がいるだけでなく、仮設住宅にさえ入居出来ていない人もいると聞きます。能登半島の和倉温泉などはまだ復旧されていませんし、関東近辺に臨時移転している高校もあります。複雑な手続きで、倒壊したままの家屋も多く、災害が多いこの国の政治や行政は、何も学んでいないなと驚愕するのみです。沖縄でも半壊の家屋、丸ごと流された藍畑の保証など、行政が目を瞑っていることも多いのです。
一方で経済活性などの名目で、人間が生きる上で必要のない「大阪万博」の工事は大詰めを迎えています。これを数年延期して、ここに掛かる作業員を能登に派遣すれば、どれだけ早く復旧が進んだしょうか。日本の政治や行政の姿勢を見ていると、この国の未来には不安しか残らない気がします。
相変わらずの円安による物価高は深刻です。輸出産業に忖度して円安を容認している日銀や日本政府には怒りしか生まれません。日本の食卓は輸入品に頼っているのです。食料自給率は5割以下です。世界のあちこちで戦火が広がり、化石燃料や農産物が高騰し、物流コストが上がる中で、日本の多くの家庭は火の車だと思います。にも関わらずマグロやホタテは輸出好調で日本人の口には入らず、米はインバウンドに食べられて高止まりしたままです。本当に「アホか」というようなことが放置されているのです。
それでも我々は先を見据えて進んでいかなければなりません。地方に行くと美味しいのにあまり知られていない食べ物、美しくて使いやすいのにごく一部にしか流通していない工芸品など、まだまだ魅力的なものに溢れています。どこでどんな人に作られているかよく分からないものをビクビク買うよりも、作り手の顔が見える国産品を選ぼうではありませんか。
2025年は輸入に頼らない地産地消のビジネスモデルの確立と、日本で売れないモノを輸出拡大していくということに、Logistida Japanとcanosaは取り組んでいきたいと思っています。
本年も大変お世話になりました。
来年こそは世界人類が平和でありますように。
ロジスティーダジャパン株式会社 代表取締役 吉良 裕幸