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  • hiroyukikira

沖縄物流デジタル技術活用推進事業

2022年東京ビックサイトで開催された国際物流総合展で際立っていたのは

AGF (Automated Guided Forklift)だった。

コンピュータ制御により無人で搬送するフォークリフトの形状をしたロボットのことで、AGVのフォークリフト版をAGFと言うらしい。


しかし今回多くの大手メーカーが紹介していたAGFは高度で多彩なセンサーにより、AGFのG(Guided)を要しないものが多く、もはやAMRとの違いも曖昧で、物流ロボットと言ってしまいたいものに溢れていた。


特に目を引いたのはフォークの部分が90度回転するAGFで、フォークリフト本体が旋回する必要がないため、通路を殆どフォークリフトの車幅と同じ省スペース化することで、庫内を最大限に利用出来るものだった。これらのマテハンは2~3年前なら動作が遅く、熟練の荷役オペレーターの操作スピードとは比較にならなかったが、今は動作も滑らかで早く格段に進歩している。物流業界の人材不足を補うためには、この手のマテハンはますます普及していくとは思うが、センサーやAIなど素人ではどうにもならない部分が故障した場合はどうなるのだろうか。従来のフォークリフトは構造がシンプルで、故障しても直ぐにパーツ交換して直すことが可能であったが、構造が複雑化していくと故障した場合が心配になってしまう。また、大手3PLや製造業などは資本力があり、導入も進んでいるとは思うが、小中規模な物流事業者や卸売業の場合は相変わらず人力による作業が継続され、大手と小中規模事業者の間の生産性の差はますます拡がっていくのだと思う。


そのような物流DX格差解消のために、沖縄でも「沖縄物流デジタル技術活用推進事業」の採択事業者が発表されたばかりだ。1事業者2000万円まで2/3の補助があるので(3000万円の投資額なら2000万円の補助)、かなり大掛かりなDX導入が期待できる。微力ながら弊社も導入企業に対してのサポートを行っていくコンサルタント業務を拝命したので、情報だけでも取り残されないようにしたい。


同補助金は来年度以降も募集があるという。準備が整わずに申請を諦めている企業も多いので、今のうちから導入計画を進めていくべきかと思う。AMRなど大掛かりなものでなくても、現場の生産性を調査するための業務の見える化ソフトや、動線を監視するためのカメラなども補助対象になる場合もあるので、物流DX化はいつでもロジスティーダジャパンにご相談下さい。





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