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  • hiroyuki kira

海上輸送サーチャージについて (CHC・DRS編)

以前BAF・CAF・PCS・LSS・CICについてご説明しましたが、今回はCHC・DRSについてご説明します。


CHC(コンテナハンドリングチャージ)

CHC はターミナル内で発生するコンテナの取扱料金で、コンテナ・ハンドリング・チャージ(Container Handling Charges)の略称です。貨物を運送する船会社はFCLであればCYまで、LCLであればCFSまで運送する義務がありますが、その運送料や荷役料が含まれています。THC(Terminal Handling Charge)や、CYチャージやCFSチャージとも同義語です。

これらの費用は本来運賃の一部を構成しているべきものと考えられますが、船会社は運賃を自由に値上げをすることが規制されているために、運賃とは別にサーチャージという名目で徴収するようになりました。 CHCは外国貨物に課せられる料金ですので、非課税となります。


DRS(ドレージリカバリーチャージ)

DRSはCY・CFS間ドレージ料金の高騰に伴いLCLに対して導入されているサーチャージで、ショートドレージにも関わらず、CYゲートでの待機が長時間化しているため、運送業者は稼働率の低下でドレージ料金を値上げせざるを得ない状況であることから、それを船会社を経由して荷主に負担を求めているものです。DRSも外国貨物に課せられる料金ですので、非課税となります。



見積り書を作っていても、このような略語の羅列が非常に多く荷主様に対して大変恐縮しているのですが、実質的な海上運賃の値上げ分がサーチャージになっているとご理解して頂ければと思います。原油高、円安、人件費の高騰など値下りの要素が全くない昨今です。これらのサーチャージは今後も継続されていくと考えて下さい。



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