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  • hiroyukikira

わが愛しのルノー5

更新日:2022年6月13日

昔から国産車のデザインに不満を持っている。

特に最近のガンダムチックなデザインは何なのだろう。

もちろん初代のコスモ・スポーツやトヨタ2000GTなど、日本にも美しいデザインの国産車が多々あったが、自分が自家用車を所有するようになった1980年代は、ツーボックスカー全盛期で、とても美しいと思えるデザインではなかった。コロコロ変わる国産車のエンブレムや車名も滑稽だった。(個人の感想です)



その中で、ひと昔前の輸入車のデザインに惹かれた。中でもフランスの大衆車だったルノー5(サンク)が所有した輸入車の中でも一番好きだった。小粋で無駄のないシンプルなデザインも素晴らしかったが、足回りが秀逸で路面に吸い付くような走りは自分の運転が数段上手くなった気がした。色も当時の国産車には絶対にないファジーな色で、ずっと眺めていても飽きなかった。





しかしラテン車なので、故障は日常茶飯事だった。

左ハンドルだったが、右側のウィンドウが開かなくなるなんて当たり前で、ETCなどまだなかった料金所では一旦降りて回り込んでチケットを取ったり料金を支払ったりしていた。

大雨でワイパーが利かなくなることもしばしばあり、ウィンドウから顔を出してずぶ濡れになって運転していた。エンジンが切れなくなることも多く、駐車するたびにボンネットを開けてバッテリーコードを外して切っていた。次はハンドルかタイヤが外れるかと怯えているうちに、タイミングベルトが切れて廃車になった。


それでも次に乗ったアルファロメオ155に比べればずいぶんマシだった。

アルファは自宅の車庫より修理工場に眠っていた方が長いくらい故障が多かった。ウインドウが開かないだけでなく、閉まらないことも多く、やはり雨の日はびしょ濡れだった。

MTだったが、シフトレバーが抜けて、ずっと1速で走っていたこともあった。フットブレーキが利かなくなったこともあり、エンジンブレーキとサイドブレーキだけで走った恐ろしい経験もある。運転席のドアノブが外れて、助手席側から乗り降りしていたこともある。最悪なのは人通りの多い商店街でガソリンタンクが外れかけ、大量のガソリンが漏れ出て消防沙汰になったことだ。ホントに冗談みたいな車だったが、官能的なエンジン音とデザインがそれに勝った。



デザインはあくまで個人の好みなのだが、デザインには理由があるべきだと思う。

車の場合、空気抵抗や視認性、取り回しの良さなど多々要件はあると思うけど、理由がないなら出来るだけシンプルで無駄を削ぎ落したい。

よく売れている国産車のCMで、「イメージはダイヤモンド」なんてのがあったが、ダイヤモンドだったら一体なんだと言うのだろう。(個人の感想です)


最近のガソリン価格の高騰でEV化に拍車がかかるだろう。

往年のルノー5もEVとしてリバイバルするらしい。やはり自分はラテン車が好きだ。楽しみで仕方ない。





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